まあね、ずれてるよ。
正しい正しくないとか、誰が悪いとか、そういう問題じゃないんよ。
奨学金の最大のメリットは、返せなくなったら返さなくていい、ってところです。こういう奨学金を話題に挙げている記事ってたくさんあるけど、そこに触れている記事って一つも見たことなんですよね。なんでなん?
こんな素晴らしい制度があるのに、なんで誰も触れないのか本当に分からん。
この記事で書かれていることも、結局は「リスクを負ってでも借りる価値がある」ってことだと思うが、そういうことじゃないんよ。
奨学金にリスクは無いです。
前述のとおり、生活を脅かされるような事態になれば、返還を猶予もしくは免除してくれるんです。また、もし返還者が死ぬようなことがあれば、問答無用でチャラです。たとえ満額残っていようが、遺族は1円も返す必要はありません。住宅ローンみたいに生命保険に入らされることもありません。
もう一度言いますが、完全にチャラです。
将来病気になって働けなくなったりとか、失業した時のことは考えなくていいよ、だから今は存分に勉強して、たくさんお金を稼げるようになってね、って言ってくれているんです。で、返還の余裕があるときに返してくれればいいよ、きつくなったら猶予するから、その時は言ってね、って書類に書いてあるんだけどな。
なんで奨学金が返せないせいで人生詰むん?詰むわけないやろ。自己破産したとかいう記事もよく見るが、絶対にフィクションだと思うわ。そいつは自分の失敗に目を背けて、奨学金のせいにしとるだけ。そんなやつ、奨学金があろうがなかろうがどっちみち破産しとったって。
だって、奨学金の返還額なんて精々2~3万程度なんだから、フツーに大卒初任給くらいの給料もらってたら、こんなはした金が返せんわけないやん。就職できずフリーターになったとしても返せるわ。
そして何度も言うが、もし病気等でその程度も稼げなくなれば、再び稼げるようになるまで待ってくれます。最大で10年ね。どこの金貸し屋が10年も待ってくれるんよw
それに、就職してから返還が始まるのは、その年の10月だったか11月だったか、それくらいの時期からだからね。つまり、就職してから半年くらいはお金に余裕がないだろうから、それまでは返還しなくていいよ、待ってあげるよ、って言ってくれてるわけよ。もう就職して安定した収入があるわけだから別に返せるんだけど、それでも余裕をもって半年間は待ってくれる。仮に1億円稼いでたとしても、そこは関係なしで猶予をくれるんですよ。
さっきフリーターって言いましたが、卒業後にすぐ就職が決まらなかった場合は、基本的には決まるまで待ってくれます。フリーターでもそれなりの収入が得られないうちは、返さんでいいんですよ。
こんな仏のようなローンが他にありますか?
そういう奨学金のいいところを、もっと正確に発信してほしいと思います。奨学金を悪徳金融屋のごとく、事実に反する虚偽情報を発信するやつって本当に迷惑。そのせいで若者が奨学金にビビって学校へ行くことを諦めるなど、本当に嘆かわしいことですよ。
奨学金を借りようか迷っている若者たちに言いたい。
あらかじめ完璧なまでの予防線を張ってくれているので、何も恐れず奨学金を借りて、思う存分勉学に励んでください。
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